「羊からセーターを作ったものよ。」

こんばんは。
ピオニーでございます。

「羊からセーターを作ったものよ」
これはお義母さんの本当の話。


田畑が広がる北海道の田舎です。

里帰りをした際に必ず行くレストランがあります。
羊のいる教会のレストラン。
そこで羊を見ながらお義母さんが以前聞かせてくれたことをよく思い出します。

昔は何もなくてすべて手作り。
大豆を植えて、収穫したら豆腐を作り、しょうゆを作り、お味噌を作る。
酪農のお宅から生乳を譲ってもらって、バターを作り、チーズを作る。
昔は羊を飼っててね。
羊の毛を刈って、洗って、紡いで、染めて、編んでセーターを作る。

このへんに住んでる昔の女の人はみんなやってたことよ。


80歳を越えてなお現役のキャリアウーマン。
地元の女性たちで作った笹団子を道の駅で販売しています。
観光の時期などはほぼ毎朝4時から団子作りが始まります。


休む間もなく働いて、座ってお茶を飲んでいる時間なんてありません。

昔の女の人はみんなやってたことよ。
生活のすべてがハンドメイド。

昔の女の人はそれを楽しむような余裕はなかったようです。


今日はその時代の女性たちの生活を思いながら針を持ちたいと思います。




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