着物をほどいてリメイクする ①ほどく 洗う

こんにちは。
ピオニーでございます。

関西では秋晴れが続いております。
お洗濯物があっという間に乾きますし、うれしい季節です。

今日は古い着物をほどきました。


おばあ様やご先祖さまのお着物は良いものであってもサイズが小さい場合が多いです。
そのような場合は思い切ってリメイクしてみませんか。

今日ほどいたお着物はおそらく化繊です。
秋冬用のクッションカバーにしたくてこのお着物を選びました。

お着物は手縫いされているものがほとんどですがこのお着物はミシン縫いされていました。


手縫いのものはほどくのが簡単。
糸を一か所切って、その糸を引っ張ると抜けるようにすっとほどくことができます。

それに比べてミシン縫いされているものをほどくのは大変。
でもほどく作業はわたくしは大好きです。

お仕立ての際の手仕事がわかるからです。

このお着物もミシン縫いとはいえ、丁寧に仮縫いされたあとがあり、
布の端もサテンのような布でくるむように処理されていました。
今だとジグザグミシンであっというまに終わってしまう作業です。
昔はひと手間もふた手間もかかっていたのですよね。


さてさて古い着物の洗い方についてです。
わたくしはほどいて布の状態にしたあとで、
正絹でも、化繊でもネットにいれて洗濯機で洗っています。
普通にお洋服用の洗濯用洗剤でね。

布が縮んでしまうことがありますがそれでいいと思っています。
ブラウスなどにリメイクしたあと、そのブラウスをやはりお洗濯しますでしょ?

普通のお洋服として楽しみたいので布の段階でお洗濯するのです。
縮んだら縮んだ状態の布に型紙をおいてカットしています。
お洗濯後にアイロンをおいています。
そのあとに型紙をおいてカットです。


お着物はびっくりするほど色落ちします。
濃い色のものと薄い色のものを一緒に洗うと色移りして大変なことになります。
一種類ずつ別々に洗うことをおすすめします。


古い着物のリメイクを楽しまれている方、数名にお話しをうかがったところ、
どの方もわたくしのように普通にお洗濯されていました。
正絹の場合はウールやシルクなどのお洗濯に使うおしゃれ着用洗剤で洗うという方もいらっしゃいました。

共通するのは水で洗うこと・洗濯機でまわすこと。
縮むものは縮ませて他のものにリメイクされていました。


この洗い方正しいかどうかわかりません。
一度はぎれでおためしになってみてくださいね。


ほどいた布をお洗濯して干しました。
秋風になびいてすぐに乾きそうです。



このようにして干すと生地の虫食い、いたんでいるところ、薄くなっているところがよくわかります。
それを見ながら型紙の配置を考えたりしています。


素敵なクッションカバーができそう♪


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